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視覚的に「魅せ」関心引く(2005/02/17)

この連載では、マイクロソフトの発想支援&図形策ソフト「Visio(ビジオ)」を使って、ライバルに「勝てる企画書」を作る方法を紹介している。今回は、自分のアイデアを他人に理解してもらい、賛同をもらうためのビジュアルな企画書の作り方について解説しよう。

「表現」において重要なことは、読ませる、聞かせるではなく、視覚的に“魅せ”て関心を引くことである。決裁権をもった忙しいキーマンを相手にプレゼンするわけだから「3秒間ルール」が原則。相手に見るがなくても3秒間で見せてしまい、そのアイデアに興味を持たせるのがポイントだ。
コツはビジュアルデータ(図、グラフ、イラスト、アニメーション、写真、映像など)を効果的に使うことだ。

最初の「図」とは前回まで解説してきたブレストマップやフローチャート、フィッシュボーンのことで、その上に絵や写真、映像などを肉付けしていくことで演出する。

「グラフ」はエクセルのグラフでもOKだが、Visioが持っているグラフ機能を使えば、数値を変更するだけでプレゼンパネル用のシンプルなグラフを作れるのでお勧めだ。

「イラスト」は、企画段階ではまだ実現していないイメージを絵的に表現できる。新商品や新消費者、新しい社会背景など複雑情報を1枚の絵に凝縮できるのだ。また。漫画のように吹き出し風のコメントを記入することで内容の補強もできる。同様に「アニメ」は、イラストに音声と動画を加えることで企画のストーリーを見せることができる。

「写真」は主張したいことをズームアップして表現するとよい。リアリティーのある玄蕃写真やアイデアをイメージさせるデジタル画像などを提示すれば、提案内容に明快なインパクトを与えることができる。

「映像(動画)」は前述の要素をすべて統括した表現ができる。リアリティーを表現するための素材としては右に出るものはなく、今後のプレゼン素材は映像に集約されていくと思う。

ただ、これらのビジュアルデータを活用する際の問題点は、アイデアが浮かんでもドンピシャのイメージデータがすぐ見つからないことだ。あらためて撮影したり描くことは手間がかかるから、僕は日ごろから「あっ!」と思ったことは携帯カメラで撮影してBLOGにアップしている。その後、アイデアが浮かんだときにBLOGの中から検索しているが、自作したコンテンツはすぐに探し出せるものだ。

Visioにはハイパーリンク機能がついており、これらのビジュアルデータにリンクを張るだけで表現効果を倍増できる。また、発想用に作ったデータでも、企画書として提出できたり、HTML形式で保存すればそのままプレゼンパネルに転用できる。さらに、XMLという機能を利用すれば、既存のデータベースも活用できる。

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