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:インターネットで危機回避の情報を (2005/10/06)


サーフィン中にムチウチをやってしまった。全治3ヶ月だ。
ボードにあごから落ち、気付いたら全身がしびれて海中で体を動かすことができない。「このままじゃ、おぼれる」と思ったが、何とか海から上がり、いったん自宅に帰った。

だが、夜になって痛みが増してきたので電話医療サービスに相談すると、「頚椎損傷だと思われます。すぐに最寄の病院へ行ってください」と脅かす。仕方なく大学病院の救急外来に行くと、レントゲンやら脳のMRIやらの検査を次々受けるハメになった。
ずいぶん大げさな…と思ったが、整形外科の専門医によると、「通常なら死亡率10%、全身まひの確率60%、両腕まひ20%」という大事故だったらしい。「この症状で完治の可能性がある患者は、自分の20年の整形外科歴で初めて。学会に事例を報告したい」とまで言われてしまった。

ただ、「治療方法もリハビリ方法も西洋医学にはない」というので、東洋医学の整骨院に通うことにした。そこでまず、医師の話の中に出てきた言葉を思い起こし、それをキーワードに検索サイトで調べ、整骨院を探すことにした。
そういえば、ケガした直後も症状をサイトで検索し、検索結果通りに自分なりの処置を施していた。いま考えると、そのときの処置も適切だったのかもしれない。

僕は前回、このコーナーで「ヒット商品を生むキーワードは『備える』だ」と書いたが、経験のないピンチに立ったときにはインターネット上から危機回避するための情報を得るのが一番だ。だが、それには携帯電話やパソコンが不可欠。同時に、機器を動かすための電源や肝心のインターネット回線を確保する必要もある。

ただ品物ばかりを買い集めておいても、いざというときには役に立たないのだ。環境を確保したうえで、使い方を熟知しておかねばならない。災害時を想定したシュミレーションを個人レベルで行うことも必要だろう。

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