:実践的授業へのニーズの高さを痛感した (2005/08/05)
ビジネススクールで「企画の学校」を開催することになった。36人限定で全4日間コース、受講料15万円というものだ。
当初は席の半分も埋まればと思っていたが、募集を打つと同時に満員御礼となった。無料プレセミナーでは定員をはるかにオーバーする申し込みがあった。追加講演も、ほぼ埋まりかけている。企画能力に対するニーズの高さを実感させられた。
今回の「学校」では、30年間にわたる僕の企画ノウハウを集大成させている。いままでのセミナーでは”ばら売り”だったが、今回は400ほどあるノウハウをまとめてひとつにした。他のセミナーでは学べないオリジナルな授業を組み上げたことが、集客につながったのかもしれない。
ふだんから講演で「これからの時代はオリジナリティーが命。他がマネできない仕組みを作れ」と言っているのだが、実際にやってみたらこうも効果があるとは思わなかった。
先週行ったなったプレセミナーでは、アイデア出しから情報収集、コンセプトワークまでの一連の流れを実践してみせたが、予想外に好評だった、なにはともあれ、講師が実際に受講者の目の前で企画立案をやってみせる。次に、そのプロセスを解説する。その後、受講者が見よう見まねでやってみる。それを僕が評価する―という実践的な講演だ。こうした教育が、いまの社会人には必要だと思う。
このセミナーでは、発想支援ツールとしてのソフト「Vidio」や右脳発想支援ツールの「タブレットPC」、ブログやグループウェアの活用法なども実演した。本番の「学校」では、それらのツールを教材にした授業を行う予定だ。 最近、教育現場の改革が叫ばれているが、こうした実践的な”授業”をもっと増やしていくことが大切なのではないだろうか。

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