ネットCMを作ろう!(2003/03/04)
世間がやたらと“ネットCM”を話題にするようになってきた。
小生もたいへんネットCM制作が好きである。面白くてたまらないのである。CMというよりもショートショートの映画制作といったほうが言えている。ネットCMというのはインターネット上でコマーシャル映像を上映することだ。
テレビコマーシャルと違う点は、
1)自分だけで作りたいコマーシャルの企画から構成を全部できる
2)自分だけで撮影から編集などのコマーシャル制作を全部できる
3)自分だけでホームページにアップすることで世界に公開できる。
つまり自分で作りたいようにコマーシャルを作って公開できるのが“ネットCM”だ。ADSLが格安で普及する今年の暮れには家庭でネットCMを見る生活環境があたりまえになる日は近い。ご多分にもれずスキルは勉強しなければできないが、絵コンテの書き方と撮影の仕方、ノンリニア編集とエンコーディング(映像の圧縮技術)とWEBサーバーへのアップの仕方さえ覚えてしまえばなんとかなってしまう。若い世代に一通りの説明を言葉でしてから実際に制作アップをさせてみれば翌日からはなんとかネットCMを作れるようになるものだ。
ネットCMというコマーシャルそのものがショートショート映像と違う点は、売りたい商品を売りたい人へ向けて映像を見てもらうことで、その人が買いたくなるようにすることだ。どの商品を誰に売りたいのか?がわからないとコマーシャルは作れない。そのためにはビジネス知識と経験が必要になる。その商品特性から他社製品との差別化ポイント、メイン固定客のライフスタイルからトレンド動向など顧客にジャストミートしたコマーシャルを制作するには奥が深い。
作ってみればわかるが、インターネットの映像制作の技術を覚えるのは簡単だが、そういった自分の価値観だけで美しい映像を作るのではなく、他人でありお客であるその人が感動するように映像を創る工夫が大切なのだ。

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