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潜在力は高い! 急速に進む国内企業のIT化(2003/03/04)
さすがに日本企業は優秀だ。先日の講演で驚いたことがある。自前のオンラインアンケートである「企業ホームページチェックシート」を受講生に回答してもらったところ36問中20問以上答えられた企業が50社中12社あったことだ。12ヶ月前の同じ質問内容のアンケートでは15問以上答えられた企業はゼロだったのだ。たった一年間で企業のホームページ内容が世界レベルにまで追いつこうとしていることを意味している。
質問内容が企業ホームページを通して社内のIT環境を土台から築き上げているかの多岐に及ぶ質問項目になっているため、10問以上正解できるというのは、その会社が企業内のIT環境の浸透が急ピッチで構築されたことを立証している。これほど短期間に、これほどのスピードで日本企業の3分の1がIT化を構築している事実に驚きを隠せない。
日本人の個人的学習能力が優秀というよりも、組織的基盤の再構築というより高度な変革が瞬時にできる国民だということだ。野球やサッカーでいうと優秀なチームであればあるほど、監督の鶴の一声で全選手の一致した作戦行動の変更がなされることに似ている。
平均点も去年は36問中3点だったの比べて、平均10点、と大幅に向上している。偏差値も大方の企業が10点未満の一桁数値だったのに対して、10点未満は20社、10点台は20社、20点台は12社と総合的にグレードアップがなされている現状が浮き彫りにされたアンケート結果となった。
特に企業ホームページで向上した項目はパンフレット内容をそのままコンテンツにした広告宣伝サイトでしかなかった去年に対して、電子メールでの問い合わせを盛り込んだ顧客との対話形式、つまり会社で言うと受付業務機能が付加されて社員と客のふれあいが始まったこと、さらに顧客データの整理されたデータ-管理が徹底され始めたことが本質的なIT機能を社内に根付かせている事実を確認できる。
読者の方々も一度、わがオンラインアンケートに答えてみて、自社ホームページがどこまでのレベルに達しているのかをチェックしてみてはいかがだろう?
チェックシートはこちらです。(現在休止中です)

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