ユビキタスとは“手ぶらリスト”のことである (2003/03/04)
ユビキタスとはくぼたつ流に言うと“手ぶらリスト”のことを指している。要するにパソコンを持ち歩くことなく携帯電話やホテル、キオスクなどにある情報端末を利用してオンラインを活用する身の回りの環境が整うことだ。それにブロードバンドという高速専用回線がつながっていることも重要だ。つまり次期携帯電話でインターネット映像を見ることもできる。また双方向のテレビ電話にも使えるということを意味している。
野村総研のNews Release(2001年3月8日のデータ)を見ると以下のようにユビキタス環境が有望市場として急成長しているのがわかる。
1. 映画を週に6本以上鑑賞する映像ヘビーユーザーの66.2%がブロードバンドネットワークを利用したいと考えている(うち13.5%は既に利用) 2. メールの送受信端末の中で携帯電話の利用が40.1%と定着し、既にノートパソコン(29.8%)を上回っている。 3. ユビキタスな情報環境は、個人が持ち歩く携帯端末を中心とした展開となるのか、社会インフラとしていたるところに設置された情報端末(キオスクなど)が求められるのかについては、おおよそ7:3の割合で前者(個人携帯端末)が支持された。
このように携帯を中核として国内のユビキタス市場は2005年には1兆円を超えるといわれる。したがって通話機能・メール利用・ウェブサイトの閲覧・情報サービス利用・個人スケジュール管理・入力思考支援・検索機能・双方向性(通信・データベースアクセス)などのすべての情報産業が映像化する日は年内の次期携帯電話の発売にともない具体化する可能性が高くなってきた。
参考資料: ■ 野村総合研究所 News Release http://www.nri.co.jp/news/2001/010308.html

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