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# 025:『2004年型』求められる「発想型」人材 (2005/02/16)

年の終わりにあたり、ITを活用した「2004年型ビジネス」について考えてみた。

 来年のトレンドは・ナンバーワンからオンリーワンへ・通常業務からCRM&SCMへ・ヒエラルキー型組織からP2P(ピア・トゥー・ピア)組織へ・コネで稼ぐ業界構造から“中抜き” のネットワーク構造へ・消費者マーケットがパソコンからケータイへ移行ムなどが挙げられるが、いずれにしろネットワーク環境の充実と日常的使いこなしが来年の鍵となるのは間違いない。

 まったく新しいトレンドとしては、企業自身による「SEO活動」(企業が自社でホームページ業務を推進・管理すること)が活発になる。新しい部所として独立させる企業も現れそうだ。

 “21世紀型”の経営者はアナログの世界とデジタルネットワーク世界の両方を見据えられなければダメだ。現場に自ら出かけたり前線の人間と直接話をすることによるアナログ的な発想力と、メールやホームページで情報を送受信してコミュニケーションをとる能力の2つが必要だ。その両方を兼ね備えた者がリーダーシップを発揮するようになる。

 また、一般社員の経理計算や書類作成などの日常的な処理業務のほとんどは、コンピューターで自動処理できるようになる。そうなると、ビジネスマンの主な仕事は従来の「事務」ではなく、アイデア出しが中心の「発送業務」になるだろう。
 その場合、これまでのような“イカサマ企画”(インターネットの関連サイトからコピーした内容を自分の企画書に貼り付けるといったにわか仕込みの企画書)は通らない。2004年は独創性と結果を伴った「企画力」が試される年になる。個々人の実力は、科学的な情報力と鍛え上げられた発想力で計られる。具体的には、締め切り期限内に投資対効果が見込める新しい発想のビジネス提案ができるか否かが問題となるのだ。

 2004年は「発想型」の人材が求められる年になりそうだ。

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