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# 019:携帯電話の新入力法「バーチャルキーボード」 (2003/09/19)
携帯電話はどのように進化するかは誰しもが興味のあるところだろう。いろいろあるが今回は身近なテーマとして入力機構を考えてみたい。 これからの近未来キーボード商品の一例として「バーチャルキーボード」がある(写真参照)。 だが読者の皆さん!果たしてこれはヒットするとお考えだろうか?以下にその答えとなる例をあげるのでどれにあたるか当ててみよう。もちろん答えは1年後の庶民が回答を出すことになるが。
1.バーチャルキーボード派 「携帯の問題点は入力の難しさにあったんだよね。たとえ指で文字を打ち込むといってもキーピッチは小さいし狭いし、だいたいモニター画面が小さすぎてとにかく不便だったでしょ、このバーチャルキーボードは願ってもない新製品だ、これでパソコンもPDAも吸収しちゃった携帯の一人勝ち、ビッグマーケット間違いなし!」
2.従来派 「携帯の入力は片手で入力できるところがメリットなのだ。電車に乗っていても隣の人にじゃまにならないし、つり革につながりながらでも操作できるのがいいのだ。ソファーにごろ寝しながらもOK、デスク上は書類だのキーボードだのでバーチャルキーボードを投影できるスペースなんてないじゃないか、その点携帯は邪魔にならないし、デスクトップパソコンを使いながら携帯メールもできるのがいいのであって、それは片手で操作できる今のままがいいのだ。携帯はポケットからサット出してササット用事済ませてササットポケットにしまう軽快さが売りなのさ」
3.音声認識派 「そもそもキーボードで文字を打ち込む発想自体がもう古いんだよ。これからシルバー世代が急増したら視力や指の運動神経が鈍った人にはそりゃ無理ってもんさ、だから音声認識でいいじゃないの。しゃべればそのまま文字にしてくれるならこれほど楽なことはない。ボイスコーダー機能にもなるから二倍使い勝手の範囲が広がるし。あの小さいモニターの文字だって音声に変換してイヤーホーンなんかで聞けばいいわけさ」
4.ビデオメッセージ派 「音声認識といったってなかなか難しいものがあるよ。だいいち今でも個人差の大きい声の質や発音の癖とかでうまく文字に変換してくれないのが現状じゃないの。音声認識の実用化はまだまだ先だって言うよ。それならいっそテレビ電話機能やビデオメッセージにしたほうが伝えたい用件がボタンひとつで録画できるのだからしゃべればいいのさ。映像だから一人だけじゃなくてその場にいる人たちみんなでしゃべればいい。物や風景なんかも映し出せるのだから臨場感たっぷりだよ、映像情報は文字情報の何十倍ものメッセージ内容が濃いんだよ。とにかくメッセージの受け手にしても要件が一目瞭然じゃないか。百聞は一見にしかずってもんさ。最近のビデオ携帯を主婦が使ってメッセージを送ったりしているというよ。主婦は手っ取り早く便利で経済的なグッズを生活に取り込んじゃう天才なんだからもうヒット商品のバロメータだよ。その主婦様がお使いになられているんだから文字や音声飛び越えて一気に映像メッセージ&コミニケーションの時代到来さ」

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