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:ネットワークでビッグなバケーション (2005/02/09)

今年の夏は目いっぱい遊んだ。我輩のスケジュールには北海道、静岡、清里、軽井沢・・・、と盛りだくさんの遊び計画がてんこ盛りになっている。数年前を思うと信じられない“僕の夏休み”である。これも全てネットワークの恩恵なのである。実際、仕事の予定は講演会や授業なので、行って帰れば用を成す“トンボ返り出張”がほとんどなんですね。しかし僕の場合、その前後に遊び日程をねじ込む。スキー、サーフィン、ラフティング、テニス等々の遊びを、全ての出張にからめているのである。

「当日飛行機が飛ばなかったら講演に穴が空いてしまいますね」とやると「いや、ごもっとも。何としても前泊入りでお願い致します」となる。さらに「親睦会はなさらぬのか?スピーチだけしてさようならでは芸がない。やはり酒を飲みながら食を楽しみながら本音で地元の人間と話すことこそ・・・」と迫ると「そうおっしゃって頂けるのでしたら関係者も喜びます。さっそく手配を!」となるわけです。別にせがんだのではない。地元の皆さんと親睦を深め、明日を話そうというのだ。酒を飲むのはそのためであるのだが、実はこれが当方にはたいへんな勉強になる。地方の現状は日本の現状でもある。地元産業、地元名産、地元商店街・・・の実態と対応策が聞けるのである。“教えると教わる”とはまさにこのことで、「情報産業は中央と地方のひずみをどう埋めて行けるか」が話の焦点となり、有意義な相互支援策が提案されることも多々あるのだ。

「えっ、それがどうネットワークとつながるのかって?」それが大ありなんですね。
東京に帰ってからもメールでその後のやり取りを続けることができる。つまり“コミニケーションは胃袋で始まって、ネットワークで続けられる”ということなのです。

地元産業はこぞって自社ホームページを立ち上げて新しい収益構造を作ろうとがんばっているものの、WEBのノウハウはまだまだ未成熟。それをネットワークでコンサルすると格安でスピーディーな運営できる。ついでに遊んで帰るとその地域が好きになり、愛着がわくからアドバイスにも身が入ると、こううまくつながる訳です。「巧いこと言うんじゃないって!ははは、そうおっしゃいますが、ではなぜ他の講師はトンボ返りが多いのでしょう?」それは効率が悪いから。地方にいたのでは仕事ができない。オフィスにいなくては仕事ができないからである。

僕の場合はグループウェア※1を活用することで、多少出張が伸びたくらいでは支障はない業務構造を作っているのだ。現場を見て回れる、現場の声を聞ける回数も時間も増えるから地元のナマ情報を得ることもできる。そういう巧い具合の“仕事の転がり”ができるのです。まぁ、とにかく食わず嫌いをやめてネットワークを試してみませんか。

ご同輩!まだまだ中高年もネットワークの使い方を工夫することで、夏休みを再び取り戻すことができるのですぞ。

*1グループウェアー:メールをブラウザで見たり、スケジュールやファイルを共有するためのソフトウェア。僕にとってはいわゆるバーチャルオフィスである。

NTT東日本「Solution TODAY」vol.22掲載
発行:NTT東日本千葉支店


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