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企業ホームページ改善のチェックポイント - くぼたつのワンポイントアドバイス (2005/02/07)
先日、全国に8700名、取引企業55万社の税理士・公認会計士ネットワークの東京大会に呼ばれ、500名あまりの受講者を対象に講演を行った。 テーマはインターネットビジネスに関してだったのだが、特ダネ情報として「来年度にかけて銀行は企業ホームページを内々に審査することで優良企業を選別、債権放棄に加えて新たに支援するシステムの実行に入る」という話をした。案の定大きな反応があったのだが、中でも「やっとホームページの重要性がわかった」との声が相次いだ。この件は日本のIT歴が企業の運命を左右する時代に入ったことを如実に示している。そこで今回は、自社ホームページ改善のチェックポイントと題し、そのエキスをまとめた。皆様の今後のIT化への参考になれば幸いである。
●落第ページの三大特徴とワンポイントアドバイス ・会社案内に記載されている文章、写真を載せただけの「お体裁ページ」は実体のない張りぼて会社に見られる。 ◇アドバイス:社長メッセージ、新商品紹介など、担当者(WEBマスター)を指名してページの追加をする ・立ち上げたきりでほったらかしの「死に体ページ」はやる気のないダメ会社ととらえられる。 ◇アドバイス:社員による更新体制を作る。コツは、各部署ごとにホームページの担当責任を割り振る事と、締切日を決めてWEBマスターが原稿を催促すること ・連絡先にメールを送っても無しのつぶての「幽霊ページ」は全社員がメールすらできない旧態依然とした会社と思われる。 ◇アドバイス:メール内容の担当部署に転送し24時間以内に返信させる
●もうひとがんばりページの三大特徴とワンポイントアドバイス ・リピーターがいない「魅力のないページ」は私の会社はつまらない会社ですと宣伝しているようなもの。 ◇アドバイス:会社や製品の情報だけでなく、お役立ち情報や面白いコンテンツをもっと公開する。活字だけでなく図、写真、映像も効果的 ・商品を販売しているのにさっぱり売れない「閑古鳥ページ」は開店休業そのもの、かえってイメージダウンに。 ◇アドバイス:そもそも品物がよくなければ誰も買わないもの。ネット以外で現実に売れている主力商品を思い切ってトップページに載せてみる。目玉商品を企画してみるのもよい。魅力商品そのものがあるかないかで勝敗は決まる。ひとつでも商品が売れてしまえばあとは楽なもの ・一個売れたがその後さっぱり。「一発屋ページ」はお客を知らないから。 ◇アドバイス:「LOGデータ解析」を利用する。ホームページを見た人数や人気のあるページ(ないページ)が記録されているデータをグラフなどにできるソフトやサービスを使うと、改良すべきページがどこなのかがわかる。あとはコツコツとコンテンツをアップするだけで知名度がグンと向上!
優良企業に選抜されればまさに自社ホームページが呼んだ福の神。健闘を祈る!
NTT東日本「Solution TODAY」vol.16掲載 発行:NTT東日本千葉支店

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