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インターネットで創る企画の技術(2005/02/07)
今回は僕の著作「インターネットで創る企画の技術」から、そのエキスを少しご紹介しましょう。 読んで字のごとく 「インターネットで創る企画の技術」というのは左記の3つの項目から成り立っています。
●インターネット=一般的な活用方法としては、パソコンや携帯電話などの端末機にADSLなど電話回線や携帯の無線をつなげて、IPアドレスと呼ばれる個人の認証番号を取得することで、ホームページで情報検索をしたり自分のホームページを立ち上げたりできます。またメール機能(メーリングリスト、メールマガジンあるいは掲示板、チャットなど)によってコミュニケーションを行う、ネットワーク環境のことを指します。
●創る=『アイディアを出す』ことで(観る、考える、想う、試す、図る)など人間ならではの知的創造活動を指します。
●企画の技術=『企画』とは人間がこんな世界を実現してやろうと「企てる」こととそれをどうやったら実現できるかを綿密に「計画」することです。その「技術」とは (まとめる、表す、文章にする、絵にする、図解する)といった他人に理解、賛同、出資を得るための企画書制作、プレゼンテーションを行うことです。「インターネットで創る」ということは、その企画内容をホームページやメールにして情報交換やアイディア創出を行うことを指します。
実際は「インターネットで調べる」「アイディアを出す」のどちらからはじめてもいいのですが、最終段階の「企画書提出、プレゼン提案」がスポンサーに理解してもらい「よろしい、金を出すからやってみてくれ!」と決断してもらうことが企画の目的です。では、その連携の流れのパターンをご紹介しましょう。
◇初心者編
1、上司に「これこれの企画を練ってくれないか」と依頼される
2、まずは自分だけで「こんなことが実現できたら・・・」と構想を練る
3、構想を基盤にインターネットのキーワード検索、関連メールマガジンなどから情報収集する
4、構想を元に情報をまとめあげて企画書として上司に提出する
◇上級者編
1、ある日、ハッとアイディアがひらめく(インスピレーション)。
2、既存情報に加えて、自作ホームページでアンケート、ブレーンとのメール交換、メーリングリストやチャットでアイディアブレストを行う。
3、企画内容をホームページにアップしてスポンサーを募る
その一例をご紹介しましょう。ぼくは3年前、アメリカをバイクで横断するという企画を思いつき、ホームページ上 に掲載した。リンクで魅せるビジュアルプレゼンテーションを行い、スポンサーを 得て、この企画を実現させることができました。
★参考サイト
http://www.kubotatu.com/usabike/index1.html
この本で言いたいことは・・・僕自身はインターネットというのは『自分の外部脳』だと思っているのですが、ここでいうインターネットで創る企画とは『考え出すためにインターネットを使う』ということなのです。個人スキルを上げたいビジネスマンの方に、ぜひ役立てていただければと思います。
★「インターネットで創る企画の技術」
http://kubotatu.jp/media/books/11.html
★「インターネットで創る企画の技術」(インプレス刊)は書籍だけでなく、 パソコンで購読可能な電子書籍としても出版されています。
http://kubotatu.jp/media/books/
NTT東日本「Solution TODAY」vol.15掲載
発行:NTT東日本千葉支店

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